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まさかの旅行体験記③-1

前回は旅行のネガティブな面を書いた。私自身はせいぜい数千円程度のお金をだまし取られる経験を2・3回した程度なので、ほかの人の話を題材とした。これには私が旅行中常に気を張っていることがある程度功を奏していると思う。そのノウハウについても別途紹介しよう。

さて、今回は少し大げさにいうと旅のロマンスの話だ。正確にはたまたま知り合った女性とデートができた話。これは私がスウェーデンを旅行した時の話。首都のストックホルムで1泊して市内観光を終えて、メインのオーロラ観光のために夜行列車に乗った。

私はこういう時は大体安い相部屋の車両を選ぶ。理由は安さと面白い人と出会える可能性があるからだ。この時一緒になったのは初老の男性。彼は家族に会いに帰るのだと家族の話をしていた。非常に楽しそうに家族の話をする彼はまさに好々爺という言葉にふさわしい人物だった。

ロマンスが訪れるのはこの後。私は食堂車へ訪れた時。若いアジア系女性とスラブ系の女性が食事を摂っていた。これを見た私は彼女たちはそれぞれソロのバックパッカーであると仮説を立て、彼女たちにこう言った。「Can I have a seat?(隣いいですか?)」了承してもらえた。

仲間内で旅行している人たちは自分たちの輪に知らない人が来るのをよしとしない人も少なくないが、バックパッカーはそうでもない。彼らは一人で旅をし、その中で人のめぐり逢いを無下にはしない。一人での孤独感を払拭したり他人との交流を楽しむ人が多いので、食堂車でもNGは食らわないと踏んでいたのだ。

結果、彼女たちと食事を楽しむことに成功した。彼女たちが中国人とスロヴァキア人であることや目的地が私と同じ場所であることを知った。

目的についたとき、偶然を装って同じタイミングで降りて合流する。市街地まで一緒に行く中でホテルに荷物を置いたら一緒に観光しようという話になった。そこでまたしても私はやらかす。なんとホテルを予約できていなかった。

彼女たちは困っていた私を助けてくれた。自分たちが予約していたホテルに連絡して、私のための部屋を用意してくれたのだ。こうして私はスロヴァキア人と同じホテルに泊まることになった。

約束通り、私は彼女たちとアイスホテルの観光にいった。アイスホテルとは、スウェーデンで作られた全て氷で作られたホテルだ。壁も床も天井もベッドもいすも。全て氷でできている。氷でできているのでコンセントも見つからなかった。バーに行ったが、バーのグラスも氷だ。だからグラスの中には氷はない。中国人の女性はここのバーをいたく気に入り、これを持って帰ってホテルで飲もう!とはしゃいでいた。

To be continued

最後にひとつ。アイスホテルは色んな人にオススメしたい。宿泊施設としてよりも美術館として楽しい施設だった。氷でできた施設やオブジェはとてもきれいだったので特にカップルで行くことをオススメする。

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