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まさかの旅行体験記 番外編

前回の記事では私が聞いた最も怖い旅行の話をする。しかしその前に重要な点を1つことわっておきたい。これは私の体験談ではなく、私が旅行する中で旅行者から聞いた体験談だ。なので自分の経験談ではないことから番外編とする。しかし、旅行のいい面だけを強調するのは自称酸いも甘いも嚙み分けてきた旅行マイスターの私がすべきことではないと考え、共有する。見ていて気持ちいいものではないかもしれないが、それでも見て欲しい。

舞台はアフリカのタンザニア。なじみがない人も珍しくないだろうから簡単に紹介しよう。〇〇で有名なタンザニアだよ!というものを強いて挙げればキリマンジャロが近い。多くの旅行客はエチオピアから登るが、タンザニア発のツアーもあるようだ。歴史を紐解くとタンザニアの首都ダル・エス・サラームは古くから栄えており、今でもアフリカ内でもかなり大きい都市だ。

そのダル・エス・サラームに私も1週間程度いた。楽しいこともたくさんあったのでそんなに悪い印象はないが、治安の評判は言ってすこぶる悪い。アフリカ三大危険都市なんて言われるくらいだ。ちなみに残る2つの都市は南アフリカ共和国の大都市のヨハネスブルクとエチオピアの首都のアディスアベバだ。

ダル・エス・サラームの観光で絶対に守らないといけないルールがある。それは「流しのタクシーには乗るな」である。タクシーの中には裏で観光客狙いの強盗とつながっていることも珍しくないので、多少割高でも信用できる旅行会社で手配しろと言われている。旅行中に知り合った人の中に知ってか知らずかは覚えていないがその禁を犯した人がいた。

目的地を伝えて走り出したタクシーが泊まると急にドアを開けて数人の大柄の男がいて、一人にピストルをつきつけられた。そして「限度額までATMで金を下ろせ」と言われた。指示通りにお金をおろして全額手渡したところで開放されたそうだ。

しかしネットの体験談を見ると文字通り身ぐるみはがされて財布もカードも全部奪われることもあるようだし、女性の場合だと純潔にもかかわる。

私自身旅行の話をすると羨ましがられることが多い。しかしこの記事に書いたことは曲論だが、こういった危険とも隣り合わせであることは片隅にとどめておいてほしい。日本の常識は海外の非常識だ。例えば、レストランで場所をとるために荷物を置いてカウンターに並ぶなんて行動は日本では日常的にみる。だがそれを海外ですると置き引きの的だ。

少し暗い話になってしまったが、一度はこういう話もしておきたかった。さて、暗い話をしたから次は楽しい話をしよう。

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