訳あり商品はなぜ安いのか～知られざる企業のメリットを経理マンが解説！～

みなさん、こんにちは。

リスモビアです。

　

　

みなさん、”訳あり商品”ってご存知でしょうか。

　

　

スーパーやコンビニにある何かしらの理由で

　

お値段が安くなっている商品のことですね。

　

訳あり商品が安い理由は皆さんご存知だと思いますが、

その裏側で企業にどんなメリットがあるかご存知でしょうか？

　

今回はそんな裏側を現役経理マンが企業側の知られざるメリットを解説します。

また、新しい試みとして今回は対話篇形式でやってみようと思います！

　

　

　

　

訳あり商品はなぜ安いのか

　

　

では、訳あり商品が安い理由を見てみましょう。

　

安い理由は、正規の商品として販売できないからです。

　

理由は様々ですが、大きく分けると次の4つが挙げられます。

　

②は色々ありますね。

　

形がゆがんでいたり、キズがついていたり、容器がへこんでいるなどです。

　

　

事情はさておき、本来の価格で販売することが難しいものを

欠陥を明確に書くことで安く売られるのが訳あり商品です。

　

　

理由はよくわからないけど相場より安いものよりは

　

相場より安い理由が明確になっている方が安心して買えますよね♪

　

　

しかも、人によっては全く気にならない理由で安くなっているものもあります。

　

　

こうなるとメリットしかないですね♪

　

　

なぜ安くても企業は売るのか？

　

　

新人ちゃんが言うように、

消費期限がないものや型落ちしても人が欲するものまで安く売られるのはなぜでしょうか。

　

理由はシンプルで、在庫を抱えると企業が損をするからです。

　　

　

では、具体的にどんな損があるんでしょうか。

　

維持管理にもお金がかかる

在庫を保管するには倉庫などの物理的なスペースが必要です。

しかし、どんな企業でもスペースには限りがありますよね。

　

　

なので、売れるかどうかわからない商品より

売れる見込みの高い商品のスペースを優先的に確保しなければなりません。

　

また、場所を確保するのにもお金がかかります。

　

貸倉庫であればレンタル料がかかりますよね。

　

　

売れるかどうかわからない商品を売って得る利益より

貸倉庫を解約して節約する方が会社のためになるというわけです。

　

　

　

自社で持つ建物であっても、維持費や固定資産税がかかります。

　

それだけでなく、在庫状況を管理する社員への人件費も発生します。

　

何らかの維持コストが発生する以上、

売れる可能性が高い商品をストックするのが賢い戦略なのです。

在庫を処分すると節税できる

2つ目は、在庫を処分すると節税ができます。

　

　

企業が支払う税金は多岐にわたりますが、その中でも大きいのが法人税です。

　

経理で節税というと、法人税のことを指すのが一般的です。

　　

　

なぜ節税ができるかを説明するために、まずは法人税の計算方法から説明します。

　

簡単に言うと、法人税は次の数式で求められます。

　

　

　

なので、収入を減らすか経費を増やせば法人税は減ります。

　

　

　　

そう、ここがポイントなのです。

商品が経費になるのは仕入れたタイミングではありません。

　

経費になるのは売れるか処分した時です。

　

　

売れない商品を処分すると経費が増えて利益が減ります。

その結果、法人税額も押し下げられるというわけです。

　

　

　

まとめ

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