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『仕事は楽しいかね?』の要点圧縮:試しまくれ!その中のどれかが成功につながるから。

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今回は、20万部を超えるベストセラー『仕事は楽しいかね』の要点をまとめます。

著者・書籍

この本は、「仕事は楽しいかね」というタイトルですが、

メインテーマはどうすれば成功する事業を生み出せるのかがメインテーマになります。

内容的にはビジネス書ですが、体裁は小説なので非常に読みやすいのも特徴です。

あらすじはこんな感じ。

仕事に行き詰った35歳の男性が、大雪で閉鎖になった空港に閉じ込められた。

そこで彼は実業家の老人マックス・エルモアと出会い、一夜限りの講義を受ける。

著者情報はこんな感じです。

著者:デイル・ドーテン

・スタンフォード大学大学院で学ぶ。

・1980年、マーケティング・リサーチ専門会社、リサーチ・リソーセス(Reserch Resources)を起業。マクドナルド、3M、P&G、コダックなど大手優良企業を顧客に持つ全米でもトップ・レベルの会社にまで成長させる。

・1991年、新聞に執筆したコラムが好評を博し、執筆活動を開始。現在米国を代表する人気コラムニスト。氏が執筆するコラムは、100社以上の新聞社に配信され、毎週1000万人以上に愛読されている。

出典:きこ書房ホームページより一部抜粋

結論:試しまくれ!その中のどれかが成功につながるから。

この本の主張は、”とにかく物事を試しまくれ、その中のどれかが成功につながるから”です。

3M、リーバイス、コカ・コーラといった世界的にヒット商品はどうやって生まれたか、

発明者はどんな共通点があるかなどが描かれています。

その共通点とは、物事を積極的に試した続けたところその中のどれかが大当たりしたことです。

たとえば、コカ・コーラの生みの親、ジョン・ペンバートンの話をします。

彼はアトランタの薬屋で働いていて、どんどん新製品の開発をしていました。

その中の1つの頭痛薬を従業員が頭痛でもないのに水で薄めて飲んでいるのを目撃しました。

不思議に思って味見すると悪くない味で、ソーダ水で割るともっとおいしいかも。

そんな風に生まれたのはコカ・コーラです。

コカ・コーラも、リーバースのジーンズも、3Mのポストイットも

「あったらいいな」を形にしようとしたわけではありません。

たまたまの思い付きを試した結果、偶然うまくいったのです。

だからこそ、あなたも事業を成功させたいなら、たくさん試してください。

その中のどれか(本書では10個中1~2個)は芽が出るでしょう。

ここが面白い!2つのポイント

ここからは私の感想です。

実際に物事を試してみようと気になったり、

そのためのアイデアやノウハウが書かれているのが本書のいいところです。

しかし、この本のユニークで面白い点は次の2つです!

ここでは要点だけじゃない、サブの面白い要素を紹介します。

人気商品の誕生秘話がわかる

たくさん試そうという主張もそうですが、たくさんの雑学知識に触れられたところも面白い点です。

アメリカの実業家が書いた本なので、日本人には馴染みのない商品もありましたが、

コカ・コーラ、リーバイスのジーンズのといった日本にも根付いている商品の誕生秘話もありました。

また、知らない商品であっても「こんな風に生まれたんだ」というエピソードを知るのは

知的好奇心がくすぐられました。

小説なので読みやすい

2つ目は小説であること。

教科書的な説明じゃなく、知識人のマックスと主人公という構図を通じて話が入ってきやすいです。

私はオーディオブック版を聞いたのですが、

小説はオーディオブック版が非常に入ってきやすいです。

主人公やマックスの様子がありありと伝わってきて、

そんな情緒的で躍動的な要素も加わることで一層本書を魅力的にしてくれたと思います!

興味を持った方はオーディオブック版もダウンロードして聞いてみてくださいね♪



さいごに

いかがだったでしょうか。

今の仕事に行き詰まりを感じてる

副業を始めたいけど何をしたらいいかわからない。

そんな方にオススメの一冊です。

非日常感を味わう娯楽としても

自分を高める実用書としても

お役に立つ一冊だと思います。

この記事を見て興味をもってくださった方が

本書を手に取ってくれると嬉しいです!


仕事は楽しいかね? (きこ書房)

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