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書評『メモの魔力』:問題解決力と人生の指針に悩む方は試す価値あり!?

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みなさん、こんにちは。

リスモビアです。

 

今回は最近読み終えた前田 祐二さんの著書『メモの魔力』を読み終えたので書評をしていきます。

 

書籍概要

 

まずは本書の概要から。

基本情報はこんな感じ。

 

著者 :前田 祐二
出版社:幻冬舎
初版 :2018年12月

【著者略歴】
・1987年6月:誕生
・2005年4月:早稲田大学政治経済学部入学
・2010年? :UBS証券入社
・2013年  :DeNA入社
・2013年11月:SHOWROOMを立ち上げる
・2015年  :SHOWROOM株式会社代表取締役就任

 

早稲田大学からUSB証券というエリート街道をひた走り、縁あってDeNA代表の南場さんにヘッドハンティングされてDeNAに入社。

 

それからSHOWROOMを立ち上げられました。

 

しかも2019年には石原さとみと交際されていたんだとか。

 

中世的な顔立ちの美形のエリート街道から経営者に転身し、女優と交際するという誰もが羨むようなスーパービジネスパーソンです。

 

そんな前田さんは昔からメモを取るのが習慣で、自身の成功はメモを取る習慣によるものだと本書で豪語されてました。

 

メモを取ると何が変わるのか、どんなふうにメモを取るのかなどについて、これからご紹介します。

 

 

 

要点

  

では早速要点をまとめてみましょう!

 

メモを取る目的や、メモの取り方など本書の一番大切なところを紹介します!

 

要点①:メモの目的

 

皆さんは、何故メモを取りますか?

殆どの方は大切なことを忘れないように記録するためと答えられると思います。

 

しかし、これは前田さんはそれはメモが持つ2つの役割の1つだとおっしゃっており、メモの真骨頂は知的活動のためのものになります。

 

その肝となるフレームワークがファクト→抽象化→転用のフレームワークです。

前田さん流のメモは、事実を記入→事実からの気づきを他の事例に応用できるレベルに抽象化→他の何に転用できるかを考えるという三段構えになっています。

 

では、具体的に前田さん流のメモはどんなふうにとるのでしょうか。

 

要点②:メモの取り方

続いて前田さん流のメモの取り方。

 

前田さんのフレームワークは、ファクト→抽象化→転用の3段構えです。

それを見開きのノートに下図のようにゾーニングします。

 

 

左1ページは丸ごとファクトに使い、右のページは抽象化と転用で半分ずつ使います。

※上記は私が実践に使ったもので、前田さん流のメモと異なります

 

まず、ファクトで日常のアイデアや気づきなどを書き込みます。

そしてファクトを他の事例に応用できるレベルに抽象化し、転用で何に応用するのかを書きます。

 

上述のサンプルは私のスマホ時間について、メモの魔力風に使ってみました!

 

詳しくはこちら

 

さて、メモの取り方が分かったところで、これが具体的にどう役に立つのでしょうか?

 

 

要点③:メモを取ると自分の何が変わる?

 

 

では、メモを取るとどんないいことがあるんでしょうか?

最後にメリットを整理しましょう。

 

気づきを深堀して応用可能なレベルに抽象化する、それを別の行動に転用する。

これを繰り返していると、次の5つのスキルが身につくとされてます。

・アイデアが生み出せるようになる(知的生産性の向上)
・情報が素通りしにくくなる(情報獲得力の向上)
・相手のより深い話を聞きだせる(傾聴能力の向上)
・話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)
・あいまいな感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力の向上)

 

どれも重要で応用性の高いスキルですね!

ただ、個人的にそれより重要なのは、人生の指針を見つけうることだと思います。

 

前田さん曰く、このメモを取り続けると自分をより深く知ることができるそうです。

 

そして思考を繰り返すと、「どの命題もここに落ち着くなぁ」という自分の人生の核心になる価値観と巡り合えるんだとか。

 

要するに、メモから自分の人生の意味が見つかるということです。

 

本書の巻末に1000の質問が書かれているので、それをファクト→抽象化→転用のフレームワークに落とし込むと、あなたも人生のコアが見つかるかもしれません。

 

(前田さん曰く、最初の100をやるだけでもかなり見えてくるんだとか・・・)

 

感想

 

最後に読んでみた率直な感想を。

ここがいい!①:読者をひきつける文章

 

1つ目は前田さんの文章が秀逸。

 

読みやすいのはもちろん、前田さんの波乱万丈な人生経験がうまく織り交ぜられていて、文章にとても惹きつけられました。

 

前田さんは、8歳で母親と死別し、11歳で路上でギターの弾き語りをして日銭を稼ぐようになったそうです。

 

当時18歳だったお兄さんは、医者の夢を諦めて弟を養うために働きに出ます。

 

前田さんがメモ魔になるきっかけや、象徴的な出来事をメモを取る理由やメリットにうまく結びつけれていた文章作りは本当に巧みだと思いました。

 

ここがいい!②:試しやすい

 

 

2つ目は本書のノウハウが応用しやすいところ。

 

メモの取り方は、本書の2章を読めば誰でも使いこなせると思わせるほどわかりやすかったです。

 

 

それだけでなく、本書の巻末に事例を1000個も用意してくださっているので、練習題材には困りませんね。

 

ここがいい!③:特典が豪華

 

 

3つ目は特典が豪華なところ。

 

本書の特典は、なんと前田祐二さんが運営されるオンラインサロン”メモ魔塾”への参加権です。

ホリエモンさん、キングコングの西野さん、オリラジの中田さんなど、著名人が運営されるオンラインサロンもたくさんありますが、

 

前田祐二さんのオンラインサロンは「共通科」「基礎科」「特進科」にわかれていて、共通科は会費がかかりません。

 

詳しくはこちらの記事にまとめましたので気になる方はぜひ見てください^^

まとめ

いかがだったでしょうか。

読み物として面白いだけでなく、実用的な面も併せ持つ良書だったと思います!

昨年のベストセラー本でもあるので、話のタネにもなりますし、オンラインサロンへの参加権も獲得できたりと特典も充実した一冊でした!

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