経理・財務・税務

別表6以降の法人税の概要

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みなさん、こんにちは。

リスモビアです。

 

税金はややこしい!でも知っておきたい!

 

そんな要望にお応えするため

 

経理マンの私が法人税について解説します!

 

わかりやすいように登場人物を紹介しておきます

【登場人物】

チーフさん
チーフさん

経理部でチーフをしてます。

新人ちゃん
新人ちゃん

経理部の新人です!

役人さん
役人さん

税務当局のイメージです

悪い人
悪い人

不埒なことを考える経営者のイメージです

 

今回は、法人税の別表を独自に分類してみました!

 

ではいつもの寸劇から・・・

某月某日・・・

 

チーフさん
チーフさん

新人ちゃん、そろそろ一度法人税申告書を
一式目を通した方がよさそうね。

 

新人ちゃん
新人ちゃん

わかりました!見ておきます。

チーフさん
チーフさん

じゃあ、去年の申告書のコピーを渡すわね。

新人ちゃん
新人ちゃん

・・・え?
こんな量を・・・?

新人ちゃん
新人ちゃん

別表でなんでこんなに種類があるの~!?

 

はい、法人税勉強中のリスモビア、完全に新人ちゃん状態です。

 

なぜ、こんなにたくさんあるのか。

そして、それぞれがどんな位置づけなのか

 

それらを解説していきます。

別表を2種類に分類しよう

別表は1~19まであります。

 

これは私の解釈なのですが、別表1~5、6以降の2種類に分けられます。

内容
1~5税金金額を直接計算する
6以降別表4の数値を個別に計算

 

それぞれの内訳を見てみましょう。

 

別表1~5

まずは別表1~5。

これは税金金額を計算するためのものです。

 

それぞれ金額そのものや、算出に重要な係数を算出することになります。

 

別表1法人税額の計算税額の計算
別表2同族会社の判定重要な係数を決める
別表3同族会社の判定重要な係数を決める
別表4所得の計算最重要の所得を求める
別表5利益積立金法人税の貸借対照表といわれる

 

中でも一番重要なのは別表4ですね。法人税額算出で一番大事な所得を算出します。

 

そして、別表6以降は所得の調整で使う金額の詳細を算出するための別表の集合です。

別表6~

続いて別表6以降の内訳。

 

法人税の納税額は決算書の数値をもとに算出しますが、いくつか法人税特有の調整が必要な支出があります。 

 

これまで紹介してきたこんなものですね。

・交際費
・寄付金
・減価償却費
・受取配当
・役員報酬
・租税公課
・貸倒引当金

  

イメージとしては、二重課税の撤廃や税額の調整を減らさないようにするために調整ですね。

 

一覧で見るとこんな感じです。

 

内容補足
別表6税額控除枝番が豊富
別表7欠損金
別表8受取配当金
別表9受取配当金保険会社のみが対象
別表10特別控除
別表11貸倒引当金
別表12評価減?正直よくわかってません
別表13圧縮
別表14寄付金・資産評価替え?正直よくわかってません
別表15交際費
別表16減価償却
別表17国外関係者
別表18正直よくわかってません
別表19退職給付

 

ちなみにこれだけたくさんありますが、多くの企業が全部書いてるわけではないです。

 

実際、私の勤務する会社も全部書いてません。

  

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

法人税の19まである別表を分類してみました!

内容
1~5税金金額を直接計算する
6以降別表4の数値を個別に計算

この表だけ覚えておけば大丈夫です!

ではまた次回の記事でお会いしましょう!!

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