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【超習慣術】続けられない・やめられないをなくす本

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学生の皆さんにとっては新学期、社会人の皆さんにとっては大異動になる4月が近づいていますね!

 

新しい環境になると、年が明けたときのように気を引き締めたくなるもの。

今年こそ毎月5冊本を読めるように頑張るぞ!

今年こそ痩せてモテたい!!

こんな風に志を新たにされる方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、同時に多くの方がこんな経験もされたと思います。

「結局、続かなかった・・・orz」

 

という悩みをお持ちの方も少なくないでしょう。

 

そんなあなたにオススメしたいのがメンタリストDaiGoさんの著書『超習慣術』です。

 

  

そもそも、人間は新しい習慣を身に着けるのが苦手

人間とは、そもそも新しい習慣を身に着けるのが苦手な生き物なのです。

 

原始時代を想像してください。

 

生き残るために生存率の高い行動を繰り返さなければなりません。新しいことを試すのはある意味自殺行為なのです。

 

こうして太古から刻み込まれた習性が新しい習慣を見つけるのを妨げているのです。

 

本書は、この習性を正しく理解してうまく習慣化させるテクニックがまとまった一冊です。

心理学に秀でたDaiGoさんが語る習慣の身に着け方が書かれてます。科学的なエビデンスのある方法論が満載で個人的には非常に参考になりました!

 

皆さんも気合や根性でなく、科学的なやり方で新しい習慣を身につけてみませんか?

新しい習慣を身につけるために重要な3つのテクニック

 

本書は習慣を身に着けるためテクニックがたくさん書かれてます。

構成はざっとこんな感じです。

・第1章 最重要なテクニック5選
・2~4章 1章のテクニックをより強固にするテクニック

 

 

大事なところは1章に詰まっているので、そこを重点的に取り上げます。

 

20秒ルール

習慣を身に着けるためにはやりたいことはより手軽に、やりたくないことはより手間がかかるようにすることが大切です

 

例えば、朝からジムに通う習慣を身に着けるとします。

 

その場合、ジムに通うまでにかかる手間を極限まで減らしましょう。

例えば、こんな風に行動を改めましょう。

 

〇 寝る前にジムで使うスポーツウェアに着替えておく

〇 ジムに通うのに必要な道具は寝る前にカバンにひとまとめにしておく

〇 家から一番近いジムと契約する

 

やめたい習慣があれば、その習慣が発動するまでの手間を増やしましょう。

 

逆にスマートフォンの夢中になっているアプリをやめたい場合、

・普段開かないようなところにそのアプリを移動
・スマホからアプリを削除する

これらの策が考えられますね。

 

かかる手間の大小と習慣化成否の相関関係が20秒増えれば発動しにくくなることから20秒ルールと呼ばれてます。

If then planning

この方法は超習慣術の中でDaiGoさんも力説していた強力なテクニックです!

その凄さを説明するために、まずは『効果量』という言葉から説明します。

【効果量】
あることをするとどれだけ効果があるかを-1~1の数値で表したもの。

0は関係なし、-1は逆効果、0.3は試す価値がある、0.5でかなり効果的なのでやるべき!という具合

 

例えば、近年効果があると話題になっている迷走の効果量も本書によると0.36だとか。

このように効果があると謳われるものでさえ0.5を超えないものは多くないんだとか。

 

そんな中、If then planningの効果量はいくらぐらいだと思いますか?

 

その効果量は

なんと0.6~0.99!!

この圧倒的な数値からIf then planningは習慣化の帝王とも呼ばれるそうです!

 

習慣を身に着けたいなら絶対に試した方がいいテクニックです。

 

ここからはテクニックの解説です。

 

どのように使うかというと、

「〇〇したら、××する」というルールで作り、実践するだけです!

 

私は次のような条件を設定していて、今のところ1週間継続できています!

スマホのアラームが鳴ったら、アラームを止めに行く(※)

アラームを止めたら、電気をつける

電気をつけたら、5種類のストレッチメニューをこなす

ストレッチをこなしたら上体起しを20回する

※二度寝防止のために起き上がらないと止められない場所においてます電気をつけるのも二度寝防止のためです。

なぜこれが有効かというと、

 

これが最も人間が認識しやすい構文になっているからだそうです。

 

原始時代を想像してみてください。彼らはこんな生活を送っていたのではないでしょうか?

 

原始人
原始人

減ったな~、なんか食わねえと・・・

If then planning風に言うと、「おなかが減ったら、食事をする」となります。

 

他にも、

やべえ、目の前に猛獣がおる・・・逃げねば・・・

If then planning風に言うと、「猛獣に遭遇したら、逃げる」となります。

 

人類は「〇〇したら、××する」という知識によって繁栄してきたため、この構文には反応がしやすいんだとか。

 

そのDNAに刻み込まれた習性を利用するのがIf then planningです!

 

スモールステップとビッグエリア

これはビジネスでいう、ゴールとマイルストーンの話と同じです。

 

要は、達成したい目標を細かく分け(スモールステップ)、最終的なゴール(ビッグエリア)を持っておくというもの。

 

たとえば、夏までに腹筋を割るという目標を掲げたとします。

 

そのために必要なゴールを細かく分けるとこんな感じでしょうか。

スモールステップ
トレーニングウェアを買う
通うジムを決める
毎日のメニューを決める
メニューを1日分完全にこなす
メニューを5日分完全にこなす
メニューを10日分完全にこなす
      ・
      ・
      ・

 

このように、1つ1つの行動を小さくして達成しやすくしたり、進捗状況を把握するためのテクニックです。

 

しかし、これだけ仕事量があると、時々「何のためにこんなこと続けてるんだろう・・・」と挫けそうになる時が来ると思います。

 

それを防ぐのがビッグエリアです。

 

予め目的が決まっているのでくじけそうになったときは初心に立ち返るのです。

 

なお、本書曰く、

実現したいことはモテる、稼げる、健康になるの3つのどれかであることが多いそうな。

 

これらを意識するとビッグエリアがわかりやすくなると思いますので意識してみてください!

 

おわりに

習慣化のテクニックをまとめましたが、いかがだったでしょうか。

 

何かを成し遂げるにはコツコツ積み上げていくほかありません。

 

習慣化はあなたのその歩みを助けてくれる大きな技術になるでしょう。

 

本書にはまだまだいろんなテクニックが書かれてます!

次のことにも興味のある方は、ぜひ本書を手に取ってみてください!

 

・本書で紹介したテクニックをより強固にするテクニック
・やめたい習慣をやめるテクニック
・他人に習慣をやめさせたいときのテクニック

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