メンタリストDaiGoさんの著書『心を操る文章術』の要点をまとめた記事です。
本書でいう文章術とは、文章を読んだ相手が想定通りの行動をとることを指します。
ラブレターなら相手との交際、ダイレクトメールなら商品の購入がうまくできる文章が
ここでいう”いい文章”にあたります。
なので、こんな方にお勧めの書籍です
では早速いきましょう!
結論:型通りに書こう
本書の結論は、
型どおりに書こうです。
文章術①:原則を押さえる
文章を書くとき、先ず押さえたい3つのポイントがあります。
文章術②:相手の心をつかむ7つのトリガーを取り入れる
原則は相手の想像力を刺激して行動を起こさせることです。
では、相手の心のツボはどうなっているのでしょうか。
相手の好奇心を掻き立てるトリガーを本書では7つ紹介されています。
文章術③:5つのテクニックを使って書きあげる
原則とトリガーを押さえれば、最後はテクニックを用いて文章を仕上げましょう。
テクニック③は哲学者の哲学を漫画にしたらとわかりやすいのと同じ原理ですね。
小難しそうな活字が並ぶものよりは、
会話で説明される漫画や会話調のYoutube動画の方がわかりやすいですよね。
テクニック⑤は番組終わりに次回予告をするのと同じイメージです。
次回のハイライトをちょっとだけ見せることで
「どうなるんだろう!」という気持ちをくすぐってますよね。
なので、追伸にもそれと同じでこんな風に書いてみましょう!
Amazonのコメントを50件まとめてみた
本書の評価はどんな感じか、簡単にまとめてみました。
KH coderというフリーソフトを使って、
AMAZONの★1~★5のレビューを10件ずつ統計的にまとめました!
※小難しい話はおまけコーナーでします。よければお付き合いください。
低評価には、陳腐化している知識が多い、中身が薄いという評価が多かったです。
3つの原則、7つのトリガー、5つのテクニック以外のことは何も書かれてない、
知ったところで応用できないという具合です。
高評価には、わかりやすい、ビジネスにもつなげやすいというものが多いです。
本書は広告も対象にしていることから、ライターやアフィリエイターなど
文章を生業にする人には特におすすめという評価でした。
実際、私もこのブログをたくさんの方に見ていただくために本書を買いましたが、
要点がシンプルにまとまっているのはとても良かったと思います。
おまけ:50件の分析の詳細
今回私が用いた分析の手法についても触れておきます。
用いたのはKH Coderというフリーソフト。テキスト情報を定量化するツールです。
詳細はこんな感じです。
幾つか分析が可能なのですが、今回用いたのは”対応分析”という手法。
これは調査対象をいくつかのグループに分けて、統計を取る場合に使います。
私が今回行ったのは、Amazon★1~★5のレビューを10件ずつ対象に、
どのような言説が多かったかです。
それをまとめたのが下の図です。
原点に近いほど、平易な言葉や良し悪しなどの振れ幅が少ない言葉が並びます。
また関連性が高い言葉は同じ方向に並びます。
赤い★はアマゾンのレビューの★の数を表しております。
たとえば、左上は★1のレビューに関連する言葉が多いことを意味するので、
「正直」「無駄」「中身」という言葉は
本書を低評価するコメントに用いられる傾向があるということです。
なので、★は中身がないとか、時間の無駄という評価になります。
逆に右上は★4や★5があるため、ポジティブな文脈で語られることが多いです。
「売れる」「苦手」などの言葉は
文章を書くのが苦手な人におすすめ!や商品を売れる技術がつまってます!
というようなポジティブな表現が多いということですね。
気になる方は上記の図を使って色々考察してみてください。