みなさん、こんにちは。
リスモビアです。
皆さんは税金の申告にどんなイメージをお持ちでしょうか?
「めんどくさい・・・」
「意味不明・・・」
などなど、ネガティブなイメージをお持ちの方が多いと思います(^^;
この記事では経理マンの私が少しでも身近に感じてもらえるように
法人税について解説をしていきます!
前回の対話篇形式の記事が好評だったので、今回も対話篇方式でやっていきます!
法人税の概要
まずは法人税の基本からです。
法人税ってどんな税金だと思いますか?
漠然としている方が多いと思いますので、税金をいくつかの角度から分解して考えてみましょう。
税金は4つタイプがあるので、そこから見ていきましょう。
直接税か間接税か
直接税と間接税。
義務教育を修了した皆さんなら耳にしたことがあるはずです。
改めてこの違いを整理しておきましょう。
自分が支払う税金を自分で申告するのが直接税ですね!
正解!
会社勤めの人は実感がないかもしれませんが直接税です!
※経理、人事、総務部あたりが代行して申告してます
直接税だと所得税は1年の自分の稼ぎに課税されます。
なので、税金の負担はご自身ですね。
その税金を納めるのもご自身です。
確定申告の書類を作成して税務署に行くわけですね。
一方、間接税の代表選手消費税はどうでしょう。
商品の価格に消費税率を上乗せした金額を払っているのは皆さんですので、
税金を負担するのは皆さんです。
しかし、実際に税金を納めているのはお店の人です。
皆さんから受け取った消費税を税務署に収めてます。
重要なのでもう一度書きますが、
直接税と間接税の違いは、納税の申告をする人が税金を負担するかしないかの違いです。
第一の特徴:法人税は直接税である。
税金を受け取るのは誰か
2つ目はどこに税金を納めるかという問題です。
国に納める税金は国税、
都道府県や市町村に納める税金は地方税と呼ばれます。
国税の代表選手はこれまた所得税です。
それに対して地方税の代表は住民税ですね。
住民税は市町村に納めてますよね。
法人税は国税になります。
あれ?地方法人税ってありませんでした?
いい質問ね!
地方法人税は地域格差是正のために
2016年から導入された地方税です!
※話がややこしくなるので今回は地方法人税の話は割愛します。
第二の特徴:法人税は国税
何に対して課税されるか
税金にはいずれも何かに課税されます。
所得税であれば1年間の稼ぎ
自動車税であれば保有する自動車
消費税であれば購入したもの
という具合です。
税金は大きく分けると次の3つに分類されます。
この分類でいうと、法人税は所得課税になります。
第三の特徴:法人税は取得課税
納税方法について
最後は税金の申告方式です。
税金は自分で課税金額を計算して申告する申告納税方式と
行政が課税額を計算して課税する賦課課税方式があります。
申告納税方式の代表例が所得税と法人税です。
確定申告をするときにたくさん数字を書いて計算するタイプの税金が
このタイプになります。
申告納税方式は体裁が厳密に決まってるせいで
税金に難しいイメージを持っちゃいますね~
賦課課税方式の代表は固定資産税です。
固定資産税は、国が納付書を郵送してきて納税する方式です。
固定資産税には課税明細がついてますが
厳密な計算は掲載されてません
法人税の特徴4:申告課税方式