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【歴史】日本の観光展開 4/4

観光展開の話そのものは前回の記事で一通り終えている。今回はエコ・ツーリズムやグリーン・ツーリズムの他にも新しい観光についていくつか紹介していこう。興味があればぜひ実践してほしい。そして感想を聞かせてほしい。

◆フード・ツーリズム

地元の名産を食べることを目的とした旅行。地方にはあしが早いため市場に流通していない食材があり、今後は経済的な成長も見込まれる分野。

◆ダーク・ツーリズム

歴史の負の側面を学ぶための観光。広島の原爆ドーム、長崎の軍艦島、ポーランドのアウシュビッツなどが挙げられる。

◆コンテンツ・ツーリズム

マンガやアニメなどのフィクションのモデルとなった地域を訪れる観光。映画のロケ地を訪れる観光をフィルム・ツーリズムということも。

いかがだったろうか。これらは新しい観光の一部なので、興味がある方は「ニューツーリズム」で調べてもらいたい。あなたの趣味嗜好に沿ったものが見つかるかもしれない。

これらの観光が誕生したのは旧来の観光に対するアンチテーゼとしてだけではない。それらが対応できるようになった理由がある。それはインターネットの誕生である。インターネット以前の観光は、発信主体がマスメディアに限られていた。もともと価値があったものや大きな組織によって作られたものが大きな組織によって伝播していく。マスメディアに比べれば個人の発信力は弱い。それゆえ発信ができなかった。

しかしインターネットの登場で個人にも発信が可能になる。それによりマス・ツーリズムでは遡上に上がらなかった地域の楽しみ方が世の中に登場するようになる。またインターネットによって高度化したのは発信力だけではない。受信力も高まっている。とある人物が発信した情報を誰かが調べることで、ニッチな観光情報も調べることでき、それを観光に応用することができるのである。

インターネットを活用した観光地の振興はニュー・ツーリズムに留まらない。新しくブランドイメージを確立した事例もある。例えば湯布院がそうだ。

湯布院も湯量に恵まれた温泉地であったが、それ以上に同じ大分県の別府温泉が人気を博していた。立地でも不利な湯布院は打開策としてシャガール展などの美術館を設置した。温泉地は温泉以外の観光資源がないところも多く、好評を得た。それに加え温泉地内で馬車を走らせるなどして、湯布院はおしゃれな温泉地としてのイメージを獲得したのである。

インターネットが観光に与える影響は極めて大きい。今後の観光の発展にもインターネットは欠かせないだろう。

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